『PUBG』について

ブログ開設したものの、ほぼ一か月経ったのにまだなにも書いてない。やばいぞ。

でも実際書くネタになるようなイベントがそんなにないよね。そっちの方がやばい気がする。

 

 

最近はPUBGなるゲームが楽しい、前から楽しかったけど。

テスト鯖に砂漠地帯のマップが追加されたことで、自分がこのゲームに抱いていた漠然としたノスタルジック?な印象がもう少し浮き彫りになったような感がある。

 

このゲーム、内容としてはマップ内で生き残りを目指して殺し合うという、きわめて単純なルールである。

開発者的には着想を映画『バトル・ロワイアル』から得ているらしく、ゲーム内にもそれに対するオマージュが方々にちりばめられている。

 

でも個人的には、PUBGをしていて思い浮かぶのは、『マッドマックス』とか、『ゾンビ』みたいな、ポストアポカリプスもので、自分がこのゲームに楽しさを感じているのはこの雰囲気みたいなものによるところが大きいんじゃないかな、と考えています。

PUBGは別にテーマとしてポストアポカリプスを掲げているわけでもないし、そもそもそんな設定自体無いと思うんですが、自分がなぜこのゲームに対してそんなふうに感じているのかを少し考えてみた。

 

 

PUBGの勝利条件は最後まで生き残ることで、そのためのプレイスタイルは大別すると2種類。片っ端から出会う人間をキルしていって装備を奪っていくタイプと、交戦を避けて人がいなさそうな場所を探して装備を集めるタイプ。

自分は撃ち合いが得意でもないので後者のスタイルで遊ぶのだが、そうなるとプレイ時間の多くは移動と探索に費やすことになる。

 

PUBGは設計上、人口分布の偏りができやすく、それがある程度は予測しやすいので、最初に人がいなさそうな地帯を選ぶとゲーム終盤まで人と出会わずに進めることも多い。(でもいつかは殺し合いに巻き込まれる。)

 

ところで装備を集める時間と、他のプレイヤーと撃ち合う時間を他のジャンルのゲームに当てはめるなら、装備集めは探索とかサイドクエスト、撃ち合いはメインクエストとかボス戦になると思う。

このメインとサイドって、本来はやっぱり幹と枝になってるはずで、ゲーム上の世界にどうやって配置するかはデザインが必要な領域、つまり働きと報酬のバランスを予め設定して作られている。

でもPUBGではそういうものは一切ない。なぜなら対人ゲームなので、どこへいってもNPCなんて存在しないから。キノコ集めを頼んでくる村人とか放射能で突然変異した犬とかもいない。難易度と報酬がまったく釣り合ってない。

人里離れた山小屋で星5SKS拾えることもあるし、人口密集地で大立ち回りしても変なメガネしか得られないこともある。

実際のところは、最初に到達できる距離とかマップ収縮の関係で全くの無関係とは言えないけど、今回のテーマはそういう戦略とかじゃないからパスで。

 

こんなこと書くと一緒にやっている人に真面目にやれって怒られそうだが、無人の町から無人の町へ、物資を求めて車で移動していると、不思議に牧歌的というか、なんだかのんびりとしているように感じられる。

これはつまり上のことが理由なんだと思う。なぜなら接敵した場合のことを無視できるのなら、それは途端にクエストのないトレジャーハントになるから。敵がいないとなればこんなにのんびりしたゲームはない。

 

そしてもう一点。シューティングゲームは音情報による敵の位置把握が重要なので、多くの場合ゲーム中にはBGMが流れない。PUBGもその例に漏れず、BGMはない。ていうかメニュー画面とかでもおそらく流れてない。

そしてこのBGMナシっていうのが、プレイしていると絶妙な演出になってるように思う。

 

 確かに戦うためには音情報は重要なんだけど、このゲームは、交戦以外の時間は、やっている感覚としてはシューティングゲームというよりはARPGとかに近しい。RPGでBGMがないとかなりの寂寥感がある。

なのでこの交戦以外の時間が長い人にとっては、ゲーム全体がやたら静かである。

GTAみたいに乗車時にラジオが流れたりもしない、町に着いてもそこは無人、聞こえるのは環境音だけ。この辺がポストアポカリプスっぽさにつながってるんだろうなと思う。『アイアムレジェンド』の予告っぽい。

 

 

時折遠くで銃声が聞こえる、まあ自分たちには関係ないな。ドアが開いた音にドキッとしたらフレだった。驚かせんなぶっ殺すぞ。

 

 

すると突然のエンジン音!

 

騒々しく突っ込んでくるバイクとヴァズ!ヒャッハー

 

鳴り響く銃声!!

 

 

まあこんな日もあるのさ!